御社の事業内容を教えて下さい。

相続対策や不動産に特化した会計事務所となります。
お客様の大半が不動産を所有しておられる地主様や家主様、あるいはサラリーマン投資家です。
不動産の購入や建築に関して税の面からアドバイスをしたり、相続対策も行っています。

Gate.の導入背景や知ったきっかけを教えて下さい。

CCIM 、CPM®という資格のつながりからリーウェイズのサービスを知ることとなりました。
それらの資格で学ぶ指標（FCR（総収益率）、CCR（自己資金配当率）、IRR（全期間利回り））がGate.には盛り込まれているということで、自身のクライアントに対して提案をする際に有用なツールなのではと感じたのが導入のきっかけです。

また導入のきっかけとしては、他のCCIM 、CPM®資格者（保有企業）がGate.を導入しているということもあります。購入希望者を不動産会社に紹介することがあるのですが、同じツールを利用している会社の方がお互い連携しやすくメリットがあると思いました。

CCIM・CPM®とはどういった資格なのでしょうか？

CCIMは、「米国不動産投資顧問」という資格で、CCIM Institute（全米認定不動産投資顧問協会）認定の、不動産投資に関する詳細な分析手法を学ぶ米国の高度な教育プログラムを終えたものに与えられる称号です。
こちらは不動産業者の中でもどちらかといえば売買をメインにされている方向けの資格ですが、建築する際の収支や投資分析などでも活かすことができます。
士業でも不動産の価値を算定する不動産鑑定士は特に親和性が高いですが、税理士の中でも不動産の建築や売買の相談をよく受ける方は勉強しておいても損はない資格です。
※CCIM JAPANのホームページ：https://ccim-japan.com/

CPM®（Certified Property Manager®・IREM®認定不動産経営管理士）は、米国シカゴに本部をおくIREM®（Institude of Real Estate Management）が、賃貸不動産管理において高い倫理観と高度な専門性を持つと認めた個人に与える資格です。
不動産業者の中でも賃貸管理をメインにお仕事をされている方にプラスになる資格ではないでしょうか。
※CPMの概要ページ　https://irem-japan.org/cpm/
※IREM JAPANのホームページ：https://irem-japan.org/

導入前に感じていた業務上での課題感を教えてください。

CCIM・CPM®を取得していることからも不動産に絡んだ相続対策を得意としているのですが、お客様の中には不動産事業者の提案内容を鵜呑みにする方も多く、どう説明すれば理解してもらいやすくなるかという部分で課題を感じていました。
アドバイスをしたとしても「でも不動産の専門家じゃないですもんね」と、言われることも実際にありましたし。
税に関することでは信用してもらえても、不動産のこととなるとなかなか難しいなと。

Gate.の導入を検討いただく際に懸念されていた点はありましたか。

不動産の売買や賃貸を日頃のメイン業務としているわけではありませんし、もしかすると入力するのが大変なのではないかという操作性の部分での懸念がありました。
私はCCIMやCPM®を保有しているので、不動産の用語や指標のことはわかりますが、資格を持たないスタッフが使う場合でもスムーズに扱うことができるのかという心配もありました。

Gate.（各機能）の利用状況・活用方法について教えてください。

例えば、ご自身でお持ちの土地にアパートを建てる計画のあるお客様が、不動産業者からの見積りを持ってご相談に来られた場合、Gate.の査定機能で将来価値を出し、見積もりと比較することでセカンドオピニオン的な使い方が出来ます。
またシミュレーション機能でいくつかパターンを出すことで、その見積もりどおりに進めていいのかという判断材料にしてもらっています。

中でも指標を使ってご説明をすることが大事だと思っています。
物件の表面利回りばかりを気にしている方が結構多いのですが、不動産投資をする目的を明確にして損をしないようにするためには、指標をしっかり見た上で判断する必要があるんですよね。

指標はお客様にもとても有益な情報ですので、もし不動産業や管理業の方でさらに詳しく理解されたい場合は是非CCIMやCPM®にチャレンジしていただきたいですね。
当事務所のように顧問先に不動産オーナーが多い税理士も受講していただくといいかもしれません。

Gate.を導入後の変化や効果について教えてください。

不動産についてお客様と話をする上で、根拠を出せるというのはものすごくありがたいことなんですよね。
税金の試算をする際にお金の流れを把握しなければなりませんが、Gate.を使うことで将来的なキャッシュフローを見ることができますので、クライアントに資産価値がどう変化していくのかを理解してもらいやすくなりました。

Gate.だと見やすいシミュレーション資料を作成することができますので不動産のことに関しても信頼度がアップしたと思います。
それによってご相談の幅も広くなりますし、物件購入や不動産経営の「前段階」で具体的なお話をしていただくことが増えました。
この「前段階」でのお話というのがとても重要なポイントで、お客様の失敗を何度も食い止めることができたと思います。

今後の貴社の展望をお聞かせください。

不動産を購入したり、所有している土地に建物を建築してから相談に来られる方がとても多いのですが、２：８の法則ではないですが、約２割の方が失敗されておられるイメージです。
CCIMやCPM®で得た知識を元に、Gate.などのツールをフル活用して、そういった方を少しでも減らせられるように貢献していきたいと思っています。

三矢様　ありがとうございました！

 

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