４つの機能（AI査定、投資シミュレーション、事例検索、市場分析）のうちどの機能をよく使っていらっしゃいますか？

どの機能もまんべんなく使っていますが、弊社の場合はAI査定の利用頻度が１番高いです。スタッフ全員が使っています。
売却のご依頼での査定書作成はもちろん、先般より買い取りも始めたので、買取金額をご提示する際にも利用しています。買取価格については、AI査定とイコールになるわけではなく、あくまで客観的な指標として活用しています。

投資シミュレーションは、査定価格を買主目線で提案する際に利用しています。オーナー様はどんな物件もなるべく高く売りたいと考えていますが、次に購入する方は投資目線で購入判断するため、IRRがマイナスになるような価格設定だとその金額では買ってくれなくなります。そのような説明をする際のエビデンスとして投資シミュレーションを使うことが多いです。

市場分析については、主に地域の説明を査定書に入れていますね。
「きっちりと調査してくれる会社」だということで安心感を与えられているのではないでしょうか。
加えて、このツールの良いところはエリアの比較ができるところです。とても比較しやすいです。

導入効果について教えてください

半日から1日かかっていた煩雑な査定書の作成が大幅にその時間を短縮できるので、作業の効率化を実感しています。また、お客様との関係では、AIとデータに基づく査定により客観性が保たれることで、融資をする金融機関の目線と購入者の目線を合わせる際にもスムーズにご納得いただけています。

「AIで査定すると、実際に融資される金額というのはこのくらいになりますよ」というような趣旨でお伝えすると、お客様の想定されていた金額との差があったとしても現実的な金額で納得いただけることが増えました

それと一括査定サイトからのお問合せの際に回答資料を出すのですが、他社は内容の薄い回答書のところもあり、当社としてはしっかりとした資料を出すことで他社との差別化を図れていると思います。

当社はアパマンショップを20店舗展開していて、管理戸数も11,000室ほどあるので、売買担当部署を立ち上げた当初は管理オーナーさんの売却案件によって売上をあげていたのですが、今は売買担当部署独自の新規案件も獲得できるようになりました。
また、自社で定期的に発行している情報誌に「AI査定しませんか？」と査定依頼の宣伝をしたところ、実際に売却相談に繋がったこともありますね。
買取再販事業を抜いても、10%から20％くらいの右肩上がりで売上を伸ばせています。

今後の貴社の展望をお聞かせください

現在業務の多くを占めている賃貸に加えて、今後は相続対策の強化、そして売買仲介や開発の分野にも力を入れていきたいと考えています。そうした中で、Gate.を使っているというのはお客様に対してもアピールできる材料になると思います。

藤重様、本日はありがとうございました！

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